介護業界での転職は大手に注目☆

介護業界で転職を考えるなら、大手の事業者の情報を中心に調べてみた方が良いだろう。なぜなら、資金力があるからである。業界全体で人材不足が叫ばれる中で事業者が生き残るためには、働き方の改善に取り組んでいく姿勢と介護報酬の減額に耐え、最新機器を導入できる資金力があることがポイントになるからだ。

介護報酬の改定は3年に一度行われ続けている。政府は、社会保障費の上り幅の抑制策を今後も続けていく方針なので、介護報酬は今後も下がっていくと考えた方がよい。そうなると、小規模の事業者では、経営面がどうしても厳しくなってしまうだろう。また、介護職を確保するためには、働きやすい環境づくりが重要になってくるが、そのためには、ITや介護ロボットなどの活用が鍵を握ることになる。介護職員の不安を軽減したり、介護業務が楽になるためには、最新技術の導入のメリットは大きい。

例えば、ヘッドホンとマイクが一つになり、受話器を持たずに職員間で情報共有ができる「インカム」は、一人で介護している職員が、離れた場所にいる他の職員に助けを求められる機器で、導入している事業者からの評判も良い。しかし、導入費用は高額である。また、腰痛を防止するための介護支援機器や今後増えていく介護支援ロボット、介護職の頭を悩ませる記録作成の支援ツールも、導入するためには資金力が必要不可欠だ。

大手の介護事業所は関連施設が多いため、転勤のリスクや相性の良かった上司の異動の可能性などはあるものの、もし長く介護業界で働いていくつもりなら、大手で働くことは非常に魅力的だ。しかも、求人の情報も充実しているので、転職の際には注目しておくべきだろう。

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